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1・トレインシミュレータとは?
| トレインシミュレーションの世界へようこそ! |
電車の一番前の車両にいると、子どもたちが一番前―運転席後ろの窓に陣取って、一生懸命背伸びをしながら前を覗いている姿に出会うことは多いと思います。ひょっとしたら、それは幼いころの自分と重なる人も多いのではないでしょうか。
2本のレールの上を風のように走る電車の上から、次から次へと現れる見知らぬ風景。そこには、たくさんの発見と感動がありました。じっと前を見詰め黙々と機械の操作をする運転士さん。その背中には、大人のたくましさと、憧れがありました。
そんな誰もが心の中に持っている「心の光景」を自分の手で操作できるゲーム・・・それが、トレインシミュレーションです。
トレインシミュレーションでは、実際にある鉄道路線をCGまたはビデオ映像でディスプレイ上で再現し、それを本物の電車と同様の操作で動かします。単なる風景ビデオではありませんから、きちんと始発駅から発車し、途中駅に停めながら、終着駅を目指すことになります。電車は操作がちょっと特殊ですから、最初は思ったように操作することが出来ないでしょう。でも、あきらめないでください。トレインシミュレーションの場合は意外にシンプルな電車の基本さえ覚えてしまえば、他のゲーム同様、いやそれ以上のスピードで上達して、スムーズに電車を動かすことが出来るようになります。そうなってしまえばこっちのもの、本物の運転士さんさながらに、町の中を、大自然の中を駆け抜けられます。
世の中には多くのゲームがありますが、車にせよ、飛行機にしても、はたまたスポーツにしても、シミュレーションゲームの多くはお金や訓練を積み重ねれば、自らの趣味として実際に体験することが可能なものです。
しかし、鉄道シミュレーションだけは他と違い、「電車の運転」という、プロとして鉄道会社に勤める以外に接する手段のないものをシミュレートしています。操作できなくても操作できない―そんな手の届かない世界を体験できる感動が、トレインシミュレーションにはあります。
さあ、あなたもテレビの前に座って、背筋を伸ばして「電車の運転」はじめましょう。
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| 「トレインシミュレータ」とは |
ひとことにトレインシミュレーションといっても、現在では店頭に多くの作品が並んでいます。特に、プレイステーションをお持ちの方なら、大ヒットした「電車でGO!」シリーズの名前を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。「電車でGO!」は、電車の運転をテーマとして、持ち時間制によりプレーヤーの運転を採点し、より上手く完走させられるかを競うゲームで、シンプルにデザインされた分かりやすい操作が、鉄道ファンはもちろん一般の方の心をつかみました。
今回の「THE 山手線」も、この「電車でGO!」と同じトレインシミュレーションの仲間ですが、その生い立ちはちょっと違います。「THE 山手線」は、1995年に音楽館よりパソコン(マッキントッシュ)用として発売された日本初の本格的トレインシミュレーション「Train Simulator JR東日本中央線」がそのルーツになります。音楽館は、日本で有数のキーボードプレーヤーであり、一鉄道ファンでもある 向谷 実 氏が代表を務める会社で、向谷氏が音楽活動を通じて積み上げた技術を使い、特急列車から撮影した画像を処理して完成したのが前述の作品です。
鉄道ファンが作った作品ということで、各所に多くのこだわりがあり、実際の映像ならではの省略のない沿線風景、加速やブレーキのフィーリングが大切にされています。また音楽に携わられている向谷氏ならではという点では、走行音のライヴ感があげられるでしょう。結果、実際の運転士さんのような操作を体験できるこの作品は鉄道ファンの心をつかみ大ヒット。程なくシリーズ化され、以降北は北海道から南は四国、海外仏・独2国の鉄道路線まで「Train Simulator」シリーズ17作品、より高い完成度で作られた「Train Simulator Plus」シリーズが4作品がリリース。累計40万本以上を売上げてパソコンソフト界のヒット作品となっています。
「Train Simulator」シリーズは、実車の運転のリアリティを維持することを基本に、多くの鉄道ファンの意見を取り入れながら作品化されてきました。初心者に対しては、「フリーモード」など初めての方でも終点まで運転できるというシステムを取り入れ、最近の作品では事実上「ゲームオーバー」はなくなっています。初心者の方には、スピード違反をしても駅を誤って通過しても、とにかくまず電車の運転に親しんでもらおう、というスタンスです。一方で、リアリティに関しては、画質、運転操作性、そしてファンからのリクエストも多い走行音などなど、多くの部分をその時その時の最新技術を取り入れステップアップしています。「Plus」シリーズでは、ほぼ実際の運転士さんと同じ操作で、実際の電車と同じように動くようになっています。鉄道シミュレーションは数あれど、意外に、これが実現できているトレインシミュレーションは少ないのです。
今回の「THE 山手線」では、私たちファンの声をもとに、さらに家庭用ゲーム機ということで初心者の方にも親しみやすい作品になっています。
たとえば、「教習所モード」を採用し、テーマに沿った運転を行うことで、自然と電車の知識が身についてくるようになっています。一方でリアリティはプレイステーション2の高性能を生かして、パソコン版では実現できなかった大画面かつ滑らかな画像再生を目玉に、多彩な状況を設定し、あたかも実際の電車をリアルタイムに運転しているかのような、その場その場の判断が必要とされるイベントが用意されました。
ファンの声を大切にしてきたことが、「Train Simulator」シリーズの最大の魅力かつ財産であり、その集大成がこの「THE 山手線」といってもいいでしょう。 |
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