
ブース全景です

800系新幹線は、鹿児島中央到着約10キロ前から体験できます。鹿児島中央駅までくると、雄大な桜島が眼前に広がり感激です

ブースには、終日行列が出来ていました

鉄道ファンより、家族連れの方の来場が多い雰囲気。ちびっ子新幹線運転士が多数誕生していました。

作品と同時発売予定の九州新幹線用のノッチカセット(P13B7)が装備されていました。段数が細かく、ブレーキ段位置を角度で判断することは困難。画面の段数表示が重要になりそうです。
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3月13日、九州新幹線がついに走り出しました。それにあわせて、「Train Simulator
九州新幹線」も予約開始。博多駅では、13・14の両日、特設ブースを設置し、試遊会が開催されました。
特設ブース
Train Simulator九州新幹線の特設ブースは、博多駅の博多口に設置された「はかたワクワクキャンペーン」メインステージ向かって左手に設置されていました。ここは博多駅から外に出ると非常に目立つ位置で、3月13日は九州新幹線当日、しかも土曜日ということもあって、朝から多くの人が集まってきていました。TSのブースも、試遊開始の10時には既に行列が出来るくらいの人気振りです。
今回、試遊台は合計5台用意されていました。3台は800系新幹線、2台は在来の787系です。
800系新幹線は、鹿児島中央駅の手前10キロ付近からのスタート。今回の試遊台だけの特別ROMのようです。ATCの260キロの指示にあわせて加速。今回の作品用のMulti
Train ControllerはP(力行)側に13段ものノッチがあり、カカカカカ・・・と細かく軽い振動を伴いながら動きます。260キロで加速をやめますが、九州新幹線は急勾配+高速走行による強い走行抵抗があり、速度はNにしているままでは激しく乱高下してしまいます。そこでP側のノッチで細かくコントロールをして、速度を出来る限り一定にして走行します。実際の運転士さんもこのようにして運転するようです。
しばらくすると、チャイムとともにATCが動作して210キロを指示します。九州新幹線は、デジタルATCを採用しており、こちらでブレーキをかけることなく自動でスムーズに速度を落としていきます。65信号がでて、ゆっくりとトンネルの中を走りぬけると、眼前には桜島と鹿児島市内の情景が広がります。今回の作品は、トンネルが多いだけにこの瞬間はなかなか気持ちいいです。走り抜けた人のごほうびともいえるでしょう。ATC15信号から先は、手動による制動になります。時速12キロ前後、20m付近からゆっくりと制動をかけるとちょうど良いようです。あっけなく停車して、運転終了。「停車する喜び」については、やはりちょっと物足りない印象です。しかし、260キロで走行できる快感は、これまでの作品にはないポイントでしょう。心配していた画質も、公式サイトからのアナウンスによる新しい画像処理が効いているのか、見苦しく感じることはありませんでした。
一方の787系は、これまで走行していた旧「つばめ」号、千丁駅手前から八代駅までの体験でした。こちらはぐっとこれまでのTSっぽい在来線の運転が楽しめます。しかし喚呼は女性の声!新鮮です。キビキビとした喚呼を聞きながら千丁を通過すると、今回の作品の主役ともいえる新八代駅が見えてきます。このつばめ号は新幹線開業前の設定になっていて、駅手前で徐行信号(標識)をもらい減速。右手に新幹線への連絡線、左手に特徴的な駅舎を眺めながらゆっくりと工事中の在来線ホームを通過していきます。八代駅手前では減速、注意と徐々に制限をもらい、駅手前では「ジリジリ・・・」とATSがなります。ブレーキを入れて、ATS確認ボタンを押すとまさに運転士気分です。なお、この787系ではEB装置(一定時間運転台への操作入力がないとブザーが鳴り、EB確認もしくはマスコンへの入力がないと非常ブレーキがかかってしまう仕組み)が再現されていて、他の運転台では作動して戸惑っている方もちらほら・・・急に操作が効かなくなってしまうので、初心者の方は訳が分からずびっくりしてしまうようです。
13・14の両日とも、人が切れることなく常に体験されている人がいる盛況振りでした。また、特徴的だったのは鉄道ファンの方だけでなく、お父さんに抱かれながらマスコンを握る小さな子どもさんや、60代以上とお見受けする高齢の方なども体験されていたこと。聞くと、鹿児島から新幹線利用で博多までお越しになられているそうで、今乗ってきた新幹線を自らの手で操れるということで、非常に楽しまれていらっしゃいました。
鉄道が好き、旅行が好き、九州が好き・・・今回の作品は、これまでの鉄道ファンだけでなく、多くの方に愛される作品になるのではないか。これまでにない新しい作品が誕生したという印象を受けました。
ステージイベント
イベントはメインステージで両日昼と夕方の2回、計4回開催されました。
ステージがはじまると、舞台に向谷さんと制服姿の小柄な女性が現れます。この女性、モデルさんかと思ったら、現職のJR九州の運転士さんで、広渡さんと言われるそうです。普段は門司港運転区で、鹿児島本線を乗務されているとのこと。向谷さんのあの饒舌なトークにも負けない元気さでステージは盛り上がり、駅を通りがかった人も足を止めて見入るくらいです。
向谷さん(以下向):まずは新幹線を乗務してもらいましょう。
広渡運転士(以下広):えー私免許持ってないんですよ。
向:え、新幹線って免許違うんですか?
広:はい、車と二輪の免許みたいに、それぞれ持ってないと運転できないんですよ。
向:じゃあ今日は会社公認の無免許運転ということで(笑)
掛け合い漫才のような息のあったやりとりのあと、まずは新幹線のデモンストレーション。区間は鹿児島中央停車5分前からです。広渡運転士が運転と喚呼をしながら、その画面を向谷さんが解説していきます。
向:今チャイムが鳴りましたね。これ、実は私が作曲したんです。
向:トンネルを抜けると桜島が見えてきます。このアングルは運転士さんだけの特権です。これを見るだけでもこのソフトを買う価値があります(笑)
次に、在来線「つばめ」787系の運転、こちらは、千丁〜八代間の運転です。
向:広渡さん、今度は在来線ですよ。
広:在来線ですが、この区間は(門司港運転区の)担当ではないんです。だから、鹿児島の運転士の友達のところまで行って、教えてもらいました(笑)
とはいえ、普段から乗りなれている787系の運転、水を得た魚のように、運転しながら次々とポイントを解説していきます。
広:「制限、終わり。」
向:「終わり」というのですね。
広:はい、制限が終わったよという自分への意識づけのために、始まりと終わりは必ず喚呼します。
八代駅に入ると、いよいよ停車。しかし広渡運転士、ちょっと勝手が違う様子。
広:停車。現車7両・・・・(かなり微調整)・・・。
向:ごめんなさいね。まだ開発中でブレーキちょっと甘いんですよ。直しますので。
「ゲームだから」ではなく「調整中」だからブレーキが甘いというのがTSらしいですね。まだまだこれから発売までに手直しが期待できるようです。広渡運転士もさすがプロ、乗務路線と違う区間、また実車と違う間隔でどんぴしゃというわけには行きませんでしたが、各ステージほとんどで停車位置範囲以内に収めていました。
鉄道ファンだけでなく、一般の人も興味をもってもらえるような、笑顔の絶えない和やかな雰囲気で、九州新幹線、そしてTrain Simulatorの魅力がさらに多くの人に伝わったのではないでしょうか。
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ステージイベントでは、向谷氏とJR九州の現職運転士による作品紹介が行われました

息のあったトークはまるでコンビのよう。分かりやすい作品紹介でした

本来は在来線の運転士さんですが、新幹線の運転にチャレンジ!

こちらは本来の職場である在来線の運転。指差喚呼がきまります

今回、デモをされた広渡運転士。小柄ながら元気で明るい運転士さんでした |