
| 平成11年10月1日。熊本と大分を結ぶ豊肥本線の熊本−肥後大津間が電化開業しました。本当は1日に行く予定ではなかったのですが、時間ができたので電化開業初日の様子を見に行って来ました。今回はその様子と熊本電鉄の様子をお伝えします。 | |
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9:09発、肥後大津行き1433Mに乗車するため、30分ほど早めに熊本駅に行きました。みどりの窓口で肥後大津までの往復乗車券(900円)を買い求め、1階にある改札口からホームへと入りました。1番ホームにはいきなり815系があるではないですか。行き先を見てみると「八代」と書いてあり、早速大牟田−八代間でワンマン運転が始まったことを改めて知らせてくれました。 改札口すぐの電光掲示板には早速「L特急有明1号 水前寺」と表示してありました。まだ時間があったので、とりあえずは八代行きの815系の元へ行きます。車両の先頭部の写真を撮り、ホームを見渡すと815系ばっかり。415系や455系の姿ばっかりだった熊本駅が少しばかり変わって見えました。またホームでは今までは聞くことのなかったIGBTのVVVF音が響いていました。 |
![]() 左側が0Aホーム、右側が1番ホーム |
八代行きの普通列車を見送った後、有明1号が来るまでにはまだ若干の時間があったので、0番ホームのキオスクのところまで行きます。すでに乗車する1433Mはホームに入線していたのですが、ドアは空いていなかったので、0番ホームを見渡しました。「豊肥本線電化」と書いた看板がたくさんありましたが、今回は熊本駅でのセレモニーはなかったので、どことなくさびしく感じました。。 |
![]() 右から順に有明12号、有明1号 |
さて有明1号が入線してくるのを待ちます。10月1日ということで企業の内定式があるということで、ホームには有明12号を待つスーツ姿の大学生がたくさんいました。ほぼ定刻どおりに有明1号は入線してきたのですが、肥後大津発有明12号がやってきません。結局2、3分遅れて有明12号は入線し、それと入れ違いに有明1号は水前寺に出発しました。(この時はあとに起こることは予想できませんでしたが・・・) |
![]() 右が乗車した1433M、左は到着し折り返し1435Mとなる815系 ![]() |
いよいよ9:09発、肥後大津行き1433Mの発車です。若干の立ち客がでるくらいの混み合いでした。815系は座席がセパレートタイプになっているので、より効率的に座席に座っていたようです。2分ほど遅れて熊本駅を発車。運転士さん、まだワンハンドルに慣れていないのか、操作がどことなくぎこちないように見えました。列車は平成につきましたが、離合するはずの426Dと離合せずに平成を発車します。 そして次の駅、南熊本で14分待たされることになります。有明12号が遅れていたので何かあったのかなとは思いましたが、これほど待たされるとは思いませんでした。自動放送のアナウンスで「列車の遅れをお知らせします。9:08発熊本行きは14分ほど遅れて運転しています。」と言っていました。時間的にぎりぎりの予定を組んでいたので、不安になりました。 南熊本では、水前寺で離合予定だった1436Mとも離合し、14分遅れの9:29に発車。大幅な遅れを引きずる羽目になった1433Mはその後も離合する駅を変更して運行します。水前寺では先ほどの有明1号が正面の待避線で休んでいるのが見えました。 |
![]() ワンマン対応の運賃表示器。鹿児島、豊肥、三角線の駅名が表示。 |
ここで、車内の様子などについて書こうと思います。まずは先日の試乗会で問題となっていた連結部分ですが、今日の運行を見る限りではかなり跳ねが軽減されていました。時折「ギギッ」という音を出しますが、「跳ね」は押さえられていました。また座席についても先ほど書きました通り、セパレートタイプとなっているので、無駄なデッドスペースができていなかったように思います。立ち客が出るほどの乗車率だったということもありますが、近郊型電車としての役割を果たしていると思います。昼間時間帯の乗客が少ないときにはクロスシートが良いのかもしれません。今日はきれいに晴れていたので、熱線吸収ガラスの様子を見てみましたところ、車内にはそのガラスを通して日なたができていました。今度乗車する機会があったらどのくらいの度合いが透過しているのかを体感した方がいいなと思いました。 次に運転の様子です。今日の運転士の方の操作方法を見てみると、ブレーキを解除し一旦1ノッチにいれて、弱い加速をしてからフルノッチへと投入されていました。発車直後の1ノッチの低加速状態(約3〜4秒間)を除くと、それぞれの速度に達するまでの時間は40km/hまでが約15秒、50km/hまでが約18秒、70km/hまでが約26秒、90km/hまでが35秒という結果でした。減速時を見てみると、大体1〜2ノッチ位で減速をしていました。過走しそうな時(いわゆるちょっとヤバそうな時)でも4ノッチくらいでした。もちろん回生ブレーキが作動していました。ただ停車直前にはブレーキを弱めてもらわないとちょっとカクッとなってしまいますが・・・。 #今日の運転士さんは停止位置直前に4ノッチとかに入れていたのが何回かありましたので・・・。 |
| さて遅れを引きずりながら運行している1433Mは、三里木を過ぎた頃には乗客が非常に少なくなっていました。そして終点の肥後大津には10分遅れの9:53に2番ホームに到着しました。この列車は折り返し9:53発熊本行き1440Mとなるので、すぐに折り返さないといけません。1番ホームに宮地発肥後大津行きの428Dがすでに到着しており、島式ホームには多くの乗客が熊本行きの列車を待っていました。私もこの列車と共に折り返します。ドアが開くとどっと多くの乗客が乗車。あっという間に立ち客がでるほどの乗客数です。運転士さんもすぐに反対側の運転席につき、9:57、4分遅れで肥後大津を後にします。遅れを回復するかのように列車は最高の95キロで疾走します。途中竜田口で回送のキハ200系とすれ違いました。そして東海学園前では3分回復し、遅れは1分まで短縮していました。 | |
![]() 平成で離合した有明3号 |
水前寺では記念のセレモニーが行われている途中に到着。ここでは1437Mとすれ違います。丁度熊本県知事である福島譲二氏の挨拶があっている横を列車は通っていきました。式典は先日の999号の出発式のような雰囲気ではなく、JR九州や行政関係者の方が出席されており、後には自衛隊かどこかの吹奏楽隊が来ていました。平成では有明3号とすれ違いのため、ここで遅れを完全に回復しました。前から783系がやってきます。以前もこのように有明が豊肥線に乗りいれていたのですが、こういう離合を初めて見た私は不思議な感覚になりました。 平成を発車し、1440Mは定刻通り10:30に熊本に到着。およそ1時間20分の豊肥線電化区間の旅は終わりを迎えました。 |
| ここからは上熊本へ向かい、熊本電鉄を利用し学校まで向かいます。上熊本へは10:42発銀水行き(これも815系でした)で向かい、10:50発北熊本行きの熊本電鉄の電車で向かう予定を立てていました。ところがここでも災難が続きます。10:40発のつばめ6号が3分ほど遅れたために、この普通列車も3、4分ほど遅れて出発します。そして上熊本へは10:49に到着。熊本電鉄のホームを見ると、まだ列車が止まっています。「時間がないっ」と思った私はダッシュで改札を出て、熊本電鉄のホームへ向かいましたが、時すでに遅し・・・。電車は100m先をトコトコと走っています。結局30分も待たされる羽目になりました。 JRの遅れをうけて自社線が遅れるのは防ぎたいというのは分かりますが、30分に1本しか列車がないという状況を考えると、たとえ接続客が少ないにしてもちょっとくらいは待ってくれてもと思います。こういうことの繰り返しが評判を落とし、乗客の減少につながりかねません。このことを経験し、新しいクマデンのダイヤを作ろうと決心しました。(ぉ |
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![]() 上熊本駅にて ![]() 6101 北熊本駅にて |
11:11、上熊本止まりの電車が到着しました。乗客が降り、一旦ドアが閉まり運転士が逆の運転台へ行った後にドアが開きます。車内に冷房はなく、扇風機が数台動いていました。銘板を見ると「東急車輛 昭和33年」と書いてありました。 発車までの9分の間、熊本電鉄の職員2名が列車の前に「10月14日 鉄道の日」とかかれたものを付けていました。約10名の乗客を乗せ、11:20に上熊本を発車します。電車は途中、韓々坂、池田、打越、坪井川公園に停車します。 電車はゆっくりと北熊本に到着。ここで御代志行きの電車に乗り換えます。前方からはオレンジのラインが入った6101が入線してきました。 |
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6101車内で初めてクマデンのかぶりつきを行います。電車は最高で40km/hしか出さず、車に追い越されていきます。黒石で藤崎宮行きの電車と離合。最終目的地の電波高専前に到着し、全ての行程を終了しました。 |
| 熊本ではこの10月改正で列車の面で大きく変わり、815系がこれからのメインとなりそうです。これからもよりよいサービスを私達に提供して欲しいと思いますし、その中で815系にはこれからの熊本都市圏においての輸送に頑張ってもらいたいと思います。また熊本電鉄も乗客増のためのサービスなどを積極的に行って欲しいと思います。 | |