815系試乗会

熊本駅 8月22日。熊本・大分等に投入される新型近郊電車815系の試乗会が行われました。まず8:54西里発の電車(411系)に乗り込み、熊本駅へ。9:05に熊本駅3番乗り場へ到着。はがきをもって指定された熊本駅みどりの窓口前へいくと、JR職員数名が試乗会の受け付けを行っていました。いつものNGCの受付のときのJR制服を着た職員とは違い、スーツを着た本部職員と思われる人がいました。はがきを見せると、トランドールの袋と815系の資料を手渡されました。トランドールの袋の中にはサンドイッチとジュースが。そして資料の中には815系の概要を書いたパンフレットと同じ柄の下敷き、815系と架線の注意をあしらった書類入れ、JR九州の特急の紹介、お出かけ案内、キーホルダーが入っていました。列車は当初は9時24分に入線の予定でしたが、若干遅れ9:30に0Bホームに入線。数台のTVカメラや招待された乗客及び鉄道ファンの注目をあびていました。
車内 私は4号車を指定されていたので、そのまま一番手前の4号車に乗車。意外と鉄道ファンの姿は少なく、子どもをつれた家族が一番多かったようでした。また同時にJR職員及び車両制作を担当した日立製作所笠戸工場の人も乗車。車内は丁度100%の乗車率くらいになりました。時間ぎりぎりに来られたため、席に座れない(つめれば座れるのだが)老夫婦が立っていたので、いつJRの職員が気をきかせて声をかけるかを見ていたら、すぐにとはいかなかったのですが数分後にJRの職員に声をかけられ、私の隣へ座られました。そのシートの座り心地ですが、シートは固めです。セパレートタイプとしたところは、良いと思うのですが、長時間乗るにはちょっとつらい車両かもしれません。

そんなこともありながら、列車は定刻の9:45、臨時列車として発車しました。起動時のモータ音を聞いていたら、最初はツーーンというVVVF特有の音(813系の最初の音に似てるかな?)を発していましたが、ここからがIGBT搭載のためパルスの変調音は聞こえず、ウーーンというモータ音を出していました。音の大きさはそれほど大きくありませんでした。ただ今回最高速度が95km/hに抑えられていたので、120km/h運転時のときは分かりません。ただ他の車両と比べてみても音は小さいのではないでしょうか?またあの大窓ですが、カーテンが省略されています。この大窓はUVカットガラスで、パソコンディスプレイにはめるフィルターのような色をしています。紫外線を96%カットするそうです。試乗会当日、熊本はうす曇りの天候でしたので、はっきりとしたことは分かりませんが、若干太陽熱を通すようで、これからの営業運転で論議を起こすかもしれません。

さて列車は南熊本に停車。停車時にガクッと・・・。後で聞いてみるとほとんど乗務訓練をしていないそうで、8月25日ころから訓練を開始するそうです。そのためブレーキ操作に慣れていなかったのかも・・・。(^^;)また走行中に私の座っていた4号車から見ると3号車がばねのように上下に揺れていました。危ないなぁと思ってみていたら、やはり問題を抱えていたようです。10月1日の正式運転には修繕されると思います。この815系は豊肥線以外にも熊本では鹿児島線にも投入するそうです。


その後列車は快調に進み、途中行き違いをする駅では対向車両の乗客が不思議そうな目で車両を見ていましたし、沿線には写真を撮るためにファンがカメラをもって構えていたりしました。列車は少年和太鼓の歓迎を受けながら肥後大津に到着。肥後大津では地元の特産品の販売や、ホーム出口には美咲野の案内のパンフレットを配っていました。(商売根性丸見えだなぁ・・・^^;;)

車内 ここで乗客が少なくなった所で、もう一度車内を歩いてみました。車内はすっきりとしていて、床面のビニールシートは側壁部分まで織り込んであり、これはいいところでしょう。トイレは車椅子で利用できるために入り口を広くとってあるとのことですが、実際に車椅子の方が利用するのには若干狭いような気がします。ドアの上にはLED表示板があり、ここに駅名等を表示するものと思われます。椅子の下にはヒーターがはいっています。この効果については冬にならないと分かりません。椅子の上の棚ですが、ゴムが省略されていて、また端っこにもとくに押さえがないので、荷物の落下があるのではと思いました。

JRの職員の方が言われたことによると、クロスシートも配置できるように設計をしてあるとのこと。また乗客の評判次第ではカーテンの設置もあるかもしれませんとのことです。
抵抗丸見え

肥後大津駅
一旦外に出てみて、車両を頭から見てみました。やはりJR九州。変わったデザインをしています。サボには臨時の文字が。ライト部分をみてみると、そこにも「Kyushu Railway Company」などの文字がありました。列車の最後をしめす赤いランプが点く所はLEDでできており、少し上から見てみると基板が丸見え!抵抗などの部品が丸出しになっていました。
運転台

ん?(笑
さて最後は運転台付近です。運賃箱は運転室内にスライドされていました。また中央上部には料金表示板があります。運転室に入ってみると、左側上部にはATSのスイッチ関係、運転台上部には発煙筒のひも、運転台はJR九州初のワンハンドルマスコン。力行5段+ブレーキ7段&抑速ブレーキの各ノッチがあります。前方には左から電圧計、速度計、圧力計、ディスプレイと並んでいます。ディスプレイには運転士画面と車掌画面があり、運転士画面にはブレーキの段数、現在時刻、車両数、モータの様子などが表示されます。このディスプレイはタッチディスプレイとなっていて、画面を押すことで操作が可能です。まだいままでブレーキがあった右手部分はつかみ棒に変更されています。また今回60km/h以上では定速運転が可能で、運転台右側には定速のボタンがありました。

(まだビニールのかぶっている運転席にすわってみました。もちろんJRの職員の許可を得てですよ。 ^^;; →)
熊本駅 さて特急あそ、SLあそBOY(銀河鉄道999号)などが肥後大津を通っていった後の11:20。815系は熊本へ向け出発。気動車にはない加速力をみせながら速度を上げていきます。帰りは前方かぶりつき&知り合った鉄道ファンの方と話をしてきました。その話の中では、815系の感想やその他話題に上っていることを話しました。(列車内および熊本駅ではお世話になりました。 m(__)m )
停車駅前では、ATSのベルがなりましたが、電子音のベルのようでした。またキンコンキンコンというチャイムの音も電子音ぽかったです。途中EB装置のブーッという音もなっていました。列車は最高95km/hで走行をしていました。

南熊本で約10分くらいの停車の後、熊本へ。最後は3番ホームに入り、列車は停車。およそ2時間強の815系試乗会の終わりです。
はじめてこのような試乗会に参加しました。新型電車ということもあり興奮気味でした。JRの職員の方も質問には的確に答えていただきましたし、試乗会ということもあり、サービス心旺盛でよかったと思います。これから815系は熊本を始め、大分でも今秋から運転を始めます。車内のアナウンスにもありましたが、「愛される鉄道」をめざして、この815系にも頑張って欲しいと思います。

815系乗車後の帰り、キハ200にひさしぶりに乗りました。DMF13HZAのエンジン音を聞きながら、また変速のタイミングをみていたりしていました。エンジンの高回転の音を聞いて、「なんかいいなぁ」と思っていました(爆)。私も気動車派になってきたかぁ〜(謎)。さてこの音と他のエンジンの音を聞き比べてみるか。

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