九州新幹線 川内車両基地公開レポート(前編)

2003.9.23
斉場 俊之(さいくん)、斉場 美紀(琥珀)
2003年9月23日、九州新幹線の開業に先立ち落成した川内車両基地の公開が行われました。この車両基地は、部分開業時に活躍する車両の運用、整備の拠点となる重要な場所です。General Depotではその一般公開に参加してきました。


多くの参加者が見守る中、テープカット&くす球割でイベントはスタート、拍手と共にJR九州の社歌「浪漫鉄道」のクラシックバージョンが奏でられ、華やかな雰囲気が会場を包みます。 会場に進むと、早速800系新幹線の姿が!胸の鼓動が高まる一瞬です。
   
電光の行き先表示幕には、ご丁寧に「試乗会」の文字が。英字は「OUT OF SERVICE」ですが・・・電光幕ならではの遊び心です。 いよいよ前頭部へ回り込みます。鼻の間延びした印象の800系ですが、この位置からだと精悍な印象を受けます。
    
薄暗い検修線に、鋭い光芒が伸びます。新しい車両の力強さを感じる光景です。 800系車両の前方にて。
手に持っているのは参加者に配られた「つばめ」のPRパンフレットと場内の案内図です。
   
上部から照らす蛍光灯のラインが、前頭部の流線型状を示している。また、6等のHIDという独特の前照灯もよくわかる一枚。 真っ白なボディに墨色のロゴがまぶしい。
   
デッキから車室内に入ったところ。車いす用のスペースが十分に確保され、またデッキドア周りがすっきりしているのでゆとりもあります。 5号車の座席(一人がけ部分)。木製のベースに紅色の座席は派手でもなく、かといって地味でもない「落ち着きのある豪華さ」。窓周り等は700系ベースの丸みのあるデザイン。窓の大きい航空機といった感じです。
   
2人がけ座席を向かい合わせに転換して4人がけにしたところ。中央の肘掛も大きくゆったりとグループ旅行が楽しめそう。窓のブラインドが簾になっているのに注目。 中央肘掛部分からテーブルを引き出したところ。このテーブルも木製。金具部分には「800」とデザインされたロゴが打ち出されているなど芸が細かい。
   
2人がけ座席の窓側。座面は固めな印象だが、個人的にはこのくらいの方が疲れにくいと感じます。この写真から肘掛のゆとりが良くわかります。 デッキ部分。塗り物のような濃色の色遣いが渋い。額にデザイン画が入るなどJR九州における水戸岡デザイン伝統の出入口空間づくりです。
車掌室。シンプルかつ機能的。機器操作などは写真右上のタッチパネルに集約されています。 4号車の車内。こちらの座席は緑色系のコーディネイト。800系では他に青色系の色遣いの車両があり、車両を移るごとに変化があります。
   
車両側面に大書された「つばめ」の文字。ひらがなが車体にデザインとして取り入れられている例としては、E3系「こまち」がありますが、繊細な印象をあたえる「こまち」に対し、こちらはスマートな車両に力強い印象を与えています。 出口にて客室乗務員のお見送り。客室乗務員の制服も座席と同じ色遣いでコーディネイト。黒一色の在来「つばめ」に対し、和の華やかさがありやさしげな服装になっています。
     

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