2007年03月22日

命の保証書

タミフルの話題がにぎやかになっている。
3年間で2回もお世話になった身としては、気がかりなところである。
この間まで特効薬のように報らされていたような気がするのだが。

厚生労働省では、早くからこの点については「因果関係は不明だが注意するように」とプレスしている。
報道の潮目が変わったのは、何らかの力が働いたのか。それとも今まで働いていた力が弱まったからなのか。

インフルエンザにはインフルエンザ脳症という厄介な合併症がある。
タミフルが犯人と疑われている異常行動は、このインフルエンザ脳症の典型的な症状でもある。

薬害予防の観点から、薬の投与に関して慎重であることは望ましいことだ。
しかし、インフルエンザがもたらしているリスクをどうするのか、あわせて考えていかなければならない。

タミフルの善悪に関わらず、インフルエンザに伴う障害への最善の対処、それは、タミフルを使わなくても良いようにすることだ。
うがい・手洗い・早寝早起き。限りなくローリスクである。


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天草エアラインの虎の子のDHC-8-100型機は、無事昨日熊本空港から天草に帰った・・・と伝えようと思ったら。
飛行再開後初のフライトで福岡を1往復したのちの飛行間点検でエンジン警告灯が点灯しているのを整備士が見つけ、その後の便が欠航となった。

地元新聞の報道によると、どうやらエンジン交換となるようである。昨今のボンバルディア機に係る状況を踏まえた「予防交換」のようであるが。

しかし、1機しか機材がない航空会社は辛い。
欠航で身入りがなくなる上に、固定費と修理費ばかりがかさんでいく。
いくらのんびりとした地方の第3セクターとはいえ、会社の運営自体が危険に陥らないか心配である。


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メディアの論調や世論を見聞していると、みなさん100万分の1オーダーの「安全」でも足りないようだ。

命はかけがえのないものだ。
しかし、命に保証書はついているのだろうか。

新聞を開くたびに、強く違和感を感じ、こう思う私はきっと変わった人なのだろう。


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2007年02月24日

美しい国の恥ずかしい総理

(産経新聞iza)「赤ちゃんポスト」に抵抗感 「責任持って産んで」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/40508/


赤ちゃんひとり社会で受け止められなくて、何が「美しい国」だ。

生きるファーストチャレンジさえ許さなくて、何が「再チャレンジ」だ。

自身がやりたいことは法律改正、憲法改正してでも正当化しようとするのに、触法行為でも何もない民間の善意の行為の何が「違和感」だ。


美しくなくったっていいじゃないか。
そこには現実がある。守らなくてはならないものがある。
一人の人間として、二人の親としてあなたに言いたい。

あんたがわが国の総理であることが私はとても恥ずかしい。


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2007年02月09日

神話は現実になれるか

(西日本新聞)高千穂鉄道運行再開へ 市町介し新社に貸与 資産譲渡案決定
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20070208/20070208_001.shtml

資産の譲渡問題等が暗礁に乗り上げていた高千穂鉄道の復活に、ひとつの解決方法が編み出されたようである。
行政を介在させるなんとも抜け道的な方法のようであるが、公共性の高い話であるし、法律的な問題をクリアした上での発表であろう。

ただこれで安心するのはまだ早い。通常の状態でも赤字であったこの鉄道、今後の路線の復旧費用、維持費用をどう工面していくのかを考えなくてはならない。この鉄道路線は非常美しい沿線風景を持っている。それは一方で生活路線としては成り立たないことを意味しており、さらに厳しい自然とこれからも向き合っていかなくてはならないことを示している。

足りない費用をどうまかなっていくのか。地元のコンセンサスは得られるのか。
復活へ向けた歩みが着実に進んでいくことを願うばかりだ。


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2007年01月11日

それでも納豆は売れる

DJ OZMAという人は、たぶん私とは生い立ちも違うし考え方も違うし、どちらかというとお近づきになりたくないタイプの人だ。
しかし、年末年始の彼の立ち振る舞いは痛快だった。
彼こそ自分の紅白での役割をよく理解し、具現化していたのではないだろうか。

その彼とそっくりな氣志團・姉小路翔氏のブログ(http://blog.musictabloid.net/show-yanblog/2007-01-07)より。

もしも君が本当に真実を知りたいのならば、君自身が直接見たもの、触れたもの、感じたもの、それ以外のすべてを信じないことだぜ。


しかし姉小路君、それでも世の中では納豆が売れるのだ。


(産経新聞)「「あるある~」で納豆「ないない」おわび広告掲載」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/life/cooking/34572/


とある納豆メーカのページ。
20070111.jpg


「campaign」の仕掛け元。

 関西テレビ「発掘あるある大事典II」
 http://www.ktv.co.jp/ARUARU/


何が正しくて、何が正しくないか。ここでは問わない。
真実を見つけ出すのは、自分自身以外にいないのだから。



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2006年12月20日

長い道のりの始まり

尼崎事故の経過報告が航空・鉄道事故調査委員会から公表された。これは正式な報告書に先立つものだが、私たちはようやくこの事故を語るための基礎資料を手に入れることとなった。

ぜひ、みなさんにはメディア報道を見られる前に、実際の経過報告書を読んで頂きたい。
また、メディアではこの報告書を結論的に捉えているが、あくまで経過報告であり、「厳密な解析をすすめる過程において、変更することがありうる」(事故調)ことを知って頂きたい。

http://araic.assistmicro.co.jp/araic/railway/report/経過報告2.pdf

何を感じられますか。何を思いますか。

そして私たちには何が出来ますか。

・・・・・

(毎日新聞)<尼崎脱線報告書>「車内は洗濯機の中のようだった」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061220-00000017-mai-soci

・・・大学生の娘を亡くした父は「刑事責任を追及するために重要な調査」と期待を寄せる。


このお父様の気持ちは察するにあまりあるが、事故調の調査は責任追及のためにあってはならない。

なぜなら、これまでの長い事故調査の歴史から、調査とともに刑事責任を追及することは、当事者から事実を引き出すことを阻み、私たちを真実から遠ざけることが分かっているからだ。

(参考)日本学術会議人間と工学研究連絡委員会安全工学専門委員会「事故調査体制の在り方に関する提言」
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-19-te1030-2.pdf

ゆえに、事故調の報告書の冒頭には、この一文が必ず付される。

本報告書の調査は、・・・航空・鉄道事故調査委員会設置法に基づき、航空・鉄道事故調査委員会により、鉄道事故の原因を究明し、事故の防止に寄与することを目的として行われたものであり、事故の責任を問うために行われたものではない。

亡くなられた方、そしてご遺族の思いは深く、重い。
JR西日本、そして私たちはそれを真正面から受け止めなくてはならない。
が、だからこそ事故調にはこれからも「次の安全」を見据えた中立な調査と議論を望む。
それが、次の尼崎事故を防ぐための「一見遠回りに見える近道」だと思うのだ。


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2006年12月14日

ドアにご注意

20061214.jpg
2006.9.16 熊本空港
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スカイネットアジア航空(SNA)が脱出用シューターの誤作動防止用ピンを取り外すのを忘れたまま10日間運航し続けたらしい。SNAは過去にドア警告灯が表示されたにも関わらず飛行を継続した前歴がある。何ともドア回りに御難がある航空会社のようだ。
また、ピンの抜き忘れというと、これを思い出す。

いずれもヒューマンエラーに起因するトラブルだ。私は正直、この手のトラブルは交通が人の手で支えられている以上、避けられないものと思っている。以前にも書いたが、私たちはこのトラブルの多寡で航空会社の品質を決めつけてはいけないと考える。

しかし、そのトラブルをしかるべき所に報告せず放置されてしまったというのは頂けない。トラブルがきちんと処理されなければ「次の安全」につながらず、また同様のトラブルへとつながってしまう。事故は複合的なトラブルの連鎖で重大な結果に陥ることが多い。一つ一つのトラブルはきちんとオープンにし、適切な指導や議論を経て「経験」として蓄積されなくては意味がない。

報告ミスは「忙しくてうっかり」だったそうだ。
確かに、報告することは日々の運行には直接関係しないし、多忙な航空会社の業務の中で後回しになってしまったのかもしれない。しかしそのことが自らの会社の信頼を失わせ、収入減を招くとしたら、結果として運行の安全を、また会社の存続を脅かしてしまいかねないことになるのだ。

大手航空会社と違い、新規航空会社は航空会社に必要な信頼感をまだ持っていない。信頼感の獲得には、日々の小さな積み重ねが大切なことであることを、ぜひSNAに学んでいただき、これからも九州の地方都市を支える翼として育っていってほしい。


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余談。
毎日新聞。

<スカイネット機>整備ミスのまま運航 滑り台作動せず
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000052-mai-soci

 ・・・ドアに取り付けられている緊急脱出用滑り台の一つが作動しない状態のまま・・・

 すべり‐だい【滑り台】
 子供が上からすべり降りて遊ぶための設備。(大辞泉)

シューターで遊ばないでください。


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2006年11月28日

Web発ムーブメントは地方鉄道の行く末を変えられるのか

銚子電鉄が経営危機をWebで訴えたところ、ネット発のちょっとしたムーブメントになっている。
ネットで火がつきメディアが追いかける。最近はこのスタイルもすっかり定着したようだ。

このうねりが、良い流れとなって、銚子電鉄の再起の端緒となることを期待したい。

その一方で、ずさんな経営体制と、車両や設備の修理も満足にできない会社が鉄道運営をすることの危うさも指摘しておきたい。

鉄道会社というのはお金のかかる事業である。また、現代において鉄道を利用してもらうためには、顧客を満足させる設備投資と、宣伝や地域行政との協働など、最低限以上の努力をしないと成立しないのも現実である。また、運行の安全がまともに確保できないような状況であれば、鉄道事業自体をとりやめる"決断"も必要であると思う。

現在の銚子電鉄が、鉄道会社として運営に堪えうる状況なのかは、今こそ冷静に考える時期なのではないだろうか。
本当に地域が必要とする足であるならば、ぬれせんべいで会社が成り立っているようではいけないと私は考える。

厳しい意見も述べたが、私も一鉄道ファンとして銚子電鉄を応援していきたい。
おせんべいも食べたいが、それより実際に乗ってみたいものだ。
JALのマイル特典が使えるので、成田経由で訪問してみようか。

わが地元、クマデンもがんばれ。
現状に甘んじていては、未来はないのだから。


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2006年11月21日

110番の心理

auが通信障害を起こしたようである。
幸い、私の携帯電話メールを収容するサーバには影響がなかったようで、特段不便は無かったのだが、MNPでユーザが増加している中でちょっと不安な出来事ではある。

で、この通信障害が別の面でちょっとした騒動を巻き起こしている。
画面に表示されたエラーコード(110)を見たユーザが警察への緊急通報番号「110番」へ電話してしまったというのだ。

紛らわしいエラーコードにするなよ、という声はメディアでも報じられているので、私はあえて別の面で考えたい。

110番に電話した人間が5,700人もいたという事実である。

エラーを起こした携帯画面には、「110番に電話しなさい」とは書いていない。
「メールが送信できませんでした(110)」と表示されているだけである。
この(110)を電話番号だと理解できる人間は、同時に110番が何の電話番号であるか、その電話番号が非常に重要で、電話のトラブルの問い合わせ番号にはなり得ないことも理解できると思う。

にもかかわらずである。
5,700人は警察に「メールがつながらない」と電話してしまった。

 110=電話
 110=警察の緊急通報

だと理解しているのに、

 メールの不具合=110に電話

となる心理というのは、いったいどのようなものなのだろうか。

現代は、何をするにも非常に平易に出来るようになっている。
携帯電話も、その一つだ。
しかし、手軽なあまりに、私たちは自分自身の思考や行動まで平易化してしまってはいないだろうか。

人間は考える葦である。
では、考えない葦は何なのだろう。


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2006年11月08日

Leftyとマウスとユニバーサルデザインと

20061108.jpg

今更ではあるが、@Leftyの「Lefty」は私が左利きであることに由来している。
まあ、左利きであることのメリットデメリットはいろいろとあるが、個人的には自分のアイデンティティの一つであり、人との話題のきっかけになったりするので、まんざらではないと思っている。
そんな私の左利き生活を知る方が、よく尋ねてくるのが、「さいくんさんは左利きなのにマウスを右で使うんですね?」というものだ。

「マウスには左利きモードというのがありますよね?なぜそれを使わないのですか?」
たしかにそうなのだが、これにはちゃんとした理由がある。

他の人のパソコンがさわりにくくなるのだ。
多くの人が右手でマウスを扱う現状、公共、職場、プライベート含めマウスは右側に置いてあることが多い。

普段から左でマウスを操作すると、場面に応じて頭の中で「変換作業」が必要になってしまう。
もちろん、その変換作業は限りなくわずかだし、そのことによる作業の遅延というのはほとんど無いのだが、限りのある脳内リソース、有効に使えるのであれば多数派のパターンに体を合わせてしまったほうが楽だと私は考えるのである。

私はマウスに限らず、限りなく作業性が落ちてしまうようなもの-筆記や球技-など以外は、大半右手でこなしてしまう。食事の時のフォークとナイフの位置、鋏を持つ手、自動改札機に投入するときの切符の持ち手・・・

最近は、物のほうが使う人間に合わせてくれる(某業界的には「UD」ですな)ようになってきていて、左利き向けの商品も増え、大変便利な世の中にはなった。しかしその一方で、物が人や用途に合わせ分化するあまり、汎用的なものの有用性が失われないだろうか、とふと心配になったりもするのである。

左利きは不便かもしれない。でも左利きだからこそ物と戯れられる楽しさもある。
左利きが困らない世の中より、左利きが左利きでいられる世の中であって欲しいと思う。


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2006年10月30日

予想nai?

MNPの話題で孫氏の暴走を予想したら、何かそのようになっているようで。
「予想外な割引」を毎日のように値下げしている氏。自ら最初のプランが血を流してなかったことを露呈。
携帯電話の価格破壊者を自認するのであれば、最初からそうすれば良かったではないか。
挙げ句の果てにはシステムの負荷耐性が弱く2日間に渡るシステムダウン。
「顧客流出を防ぐためにわざとダウンさせた」。事実ではないだろうが、そういわれても仕方あるまい。

悪いことは他社のせい。良いことは自社の功績。
ソフトバンクモバイル(SBM)が転出超過にしろ転入超過にしろ、確信的に顧客を振り回す姿は情けない限りだ。
J→V→SBMと、企業戦略に振り回されて疲れている自社顧客を一度顧みて欲しい。

SBMユーザ、またSBMへの乗り換えを検討している方。
せっかくのMNP、この機会に一度、他社への移行をおすすめする。
SBMが本当の意味で携帯の価格破壊者となったとき、またMNPを行使してSBMユーザとなれば良いだけの話だ。


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