2007年10月28日
舞台で舞え!YS-11
週末は夫婦ともに仕事だったため、実家に子どもを預けるために。
熊本と佐賀を行ったり来たり。気分はライン運航。
私のお気に入り劇団である「ギンギラ太陽's」が東京で再び公演するらしい。
演目はもちろん「翼をください!さらばYS-11」(リンクは前回公演)。
飛行機好きの方、九州出身の東京在住者の方はぜひご覧頂きたい。
私はこちらの公演に行きたいが、子どもを預けることを考えるとお芝居はなかなか行きにくい。残念。
2005年12月15日
ギンギラ太陽's「翼をくださいっ!」の旅 佐賀空港編

2000.8.25 佐賀空港 Canon IXY-DIGITAL
「翼をくださいっ!」の旅第3弾は、わがベース(?)佐賀空港である。

「翼をくださいっ!」では、佐賀空港はトラフィックの多い「人気の」福岡空港と対比されるカタチで描かれる「不人気」空港として描かれる。「オープン当時は話題になったのに、飛行機はわずか5便、来るのは気球ばかり」と自嘲気味に佐賀空港は語るのだ。事実、飛行機のある時間帯は多少の人の流れがあるものの、普段は昼夜問わず閑散としており、福岡空港の繁忙振りとは好対照である。

ターミナルの反対側に回ると、広い干拓地の中に佇む空港がそこにある。日本でも有数の「のんびりできる」癒し空港だ。

佐賀空港ターミナルの東側には、元エアーニッポンのYS-11、JA8739が保存されている。
「翼をくださいっ!」の中で、中村卓二さんが演じたエンジンに住む雀とともに(!)のんびり暮らしてる退役YSのモデルだ。
このYS、週末には機内も公開され、佐賀空港の貴重な集客スポットとして機能していた。
しかし、佐賀空港が周囲に人家がないことを逆手に取った深夜貨物便を就航、これが意外な好評を得てしまったために、周囲の用地が新規の貨物ターミナルとして利用されることになり、ひっそりと公開が終了してしまった。今ではYSは貨物ターミナルの向こうに隠れるように、さびしく佇んでいる。
いわゆる「いかにも」なローカル空港である佐賀空港。しかし、現実の佐賀空港はめげずに深夜貨物便、早朝東京便と、「福岡にはできない」部分に活路を見出そうとしている。空港として生まれた以上は、その機能を最大限発揮し、地域に愛され、活用される空港になってほしいと願うが、一方で今ののんびりした佐賀空港が佐賀らしいとも思ってしまう。
立派な空港になれ、佐賀らしくのんびりと。
2005年11月17日
ギンギラ太陽's「翼をくださいっ!」の旅 スカイマーク編

2005.11.14 福岡市東区香椎浜 KONICAMINOLTA α-7DIGITAL
AF100-400mmF4.5-6.7
「翼をくださいっ!」の旅、第2回目は物語の主役である「スカイマークエアラインズ」。

「翼をくださいっ!」は、今回YS-11に関するエピソードが挿入されているものの、本来はスカイマークエアラインズが新規参入した1998年の福岡空港を中心とした航空事情を描いた作品だ。新規参入で張り切るスカイマークを、大手航空会社3社(あのころは3社だった・・・)があの手この手でいびり、排除しようとする中、落ち込むスカイマークを雁の巣飛行場などの空港に励まされながら立ち向かっていく、というのがこの物語の本筋である。
物語の中では、安さを武器に新規参入する航空会社をフレッシュなイメージを持つ古賀今日子さんが好演する。そのイメージどおり、新規参入時には「大手の半額」を武器に非常にインパクトもあり、大手航空会社が特割等で「スカイマーク叩き」をする中、応援の意味も込めて私も数回利用したことがある。
しかし、東京路線以外のネットワークを持たない不便さや、東京―福岡路線以外の路線網が開設されてはすぐ休止を繰り返すうちに、私の心の中ではいつしか「使えないエアライン」となってしまった。どんなに安くても、「足」として継続的に使えないエアラインは私には合わなかったのだ。
特に、昨今の幹線網への路線集約等のニュースをみていると、当初のフレッシュさとは程遠いいやらしさを感じてしまう。スカイマークの安さとは、本当に旅客のための安さなのかと。自社の収益のための安さなのではないかと思うのだ。
もちろん、価格破壊や大手に多彩なサービスを生み出させるなどスカイマークが日本の航空業界にもたらした功績は多い。ペットボトルでのドリンクサービスなど、他社にはなく、個人的に評価しているサービスもある(注:来春に廃止)。義理人情じゃ厳しい航空業界を生き抜けないことは重々承知しているが、安さ以外の「何か」をもうひとつ身につけて、古賀今日子「スカイマーク」のような素直で明るい航空会社になってほしいと願う。

○ガイド
スカイマークエアラインズは2005年11月現在東京羽田を中心に関西・徳島・福岡・鹿児島に就航している。機材はすべて双発ジェット機のボーイング767-300ER型で、紺色の尾翼に星がデザインされているのが特徴だ。
当日売りでも運賃が安いので、何らかの事情で急に旅行する必要が生じたときは便利な航空会社である。
スーパーシート相当となる「シグナスクラス」は快適な座席なうえ大手の普通席より運賃が安くお得な座席だ。一方で、普通席は大手航空会社に比べ座席間隔が狭いので体格の大きい方は窮屈かもしれない。
地上からの見学は就航地の空港へ。福岡では第2ターミナルのデッキから見るのがお勧めである。
2005年11月14日
ギンギラ太陽's「翼をくださいっ!」の旅 YS-11編

2005.11.14 福岡空港RW34エンド KONICAMINOLTA α-7DIGITAL
AF100-400mmF4.5-6.7
今回よりスペシャルカテゴリとして、福岡限定のエンターテインメントを発信する劇団「ギンギラ太陽's」の作品「翼をくださいっ!さらばYS-11」に登場した飛行機・空港・その他について、その実際を紹介していきたいと思う。
このスペシャルカテゴリでは、作品に関する内容等にも触れることがあるので、これから先の部分については、まだ作品を見てない方やネタバレを嫌う方は見ないことをお勧めする。
第1回目の今回は、作品のサブタイトルともなった「YS-11」である。

今回のサブタイトルとなったYS-11。
戦後初の国産旅客機であり、そして現在のところ唯一の国産旅客機である。
芝居の中では、国産であるにも関わらず国内で見捨てられたYS-11が、海外の飛行機の手下となり、福岡空港第2ターミナルとスカイマークを陥れようとするが、雁の巣飛行場や佐賀空港に保存されているYS-11などの言動に心動かされ、心を入れ替えるという役どころであった。
国内で見捨てられたといっても、実はまだYS-11は現役の旅客機として国内の航空会社で運行されている。JALグループの日本エアコミュータ(JAC)で、3機が活躍している。鹿児島を拠点に飛行しているが、実は福岡への飛行が多く、福岡空港に行けば結構簡単に見ることが出来る飛行機だ(2005年11月現在、福岡から鹿児島2往復、高知2往復、徳島1往復が運航されている)。
しかし、国内で旅客機としてのYS-11を見ることが出来るのは来年までである。これは、見捨てられたというより、YS-11が装備していない衝突防止装置(TCAS)の設置が義務付けられたことが大きな理由である。2007年以降は、海上保安庁や自衛隊など、業務用の機材のみがその活躍の場となる。
一方、かつて活躍した海外のYS-11もいよいよその終焉が近づいているようだ。今回の芝居で登場したYS-11は真っ赤に塗られていたが、これはタイ・プーケットエアへと譲られた機体をモデルにしているものと思われる。しかし雑誌の情報によると、その機材も故障や事故で現在運行されていないようなのだ。
1962年の初飛行から40年を越え、YS-11は飛行機としての寿命をいよいよ全うしようとしている。海外で朽ちていくもの、空港の片隅で余生を送るもの、その最後はさまざまである。
ギンギラ太陽'sの芝居を見られた方も、そうでない方も、独特のプロップエンジンの音が聞こえたら空を見上げて欲しい。そして国内で最後の活躍をする3機のYS-11たちに、心の中で声援を送って欲しいと思う。
○ガイド
・YS-11(福岡空港編)

福岡空港でYS-11を見たいと思ったら、第1ターミナル4階のゲームコーナーがお勧め。冷暖房の効いた室内から、YS-11をはじめとした小型旅客機が出入りする姿をゆっくり眺められる。
・YS-11(佐賀空港編)

佐賀空港で静態保存されているYS-11は、週末には一般公開がされていたが、空港周辺の整備工事のため、残念ながら2005年5月に公開を終了してしまった。現状ではまだ機材は存置されており、遠くからその姿を眺めることだけはできる。適切な処置を行い、再度の公開があることを願うばかりだ。
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