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2007年9月 6日

殴ると人にほめられる!?

横浜で警官が高校生を注意するため暴力をふるって逮捕された話。
メディアの「あや」でちょっとした話題になっているが、個人的には

 ・法に基づく秩序を保つ役割のある警官として取ってよい行動ではない
 ・酔った上でのことというのがさらにいただけない

と思っている。高校生が目に余るDQNであったであろうことは想像に難くないが、人を叱ると言うのは「自らが律された状態」でないと効果がないと考える。
教育的指導のつもりが「正当な理由があれば法を犯してもよい」「酔った勢いなら何をしてもよい」ということを教えてしまっただけではないかとも思う。
仮に警官が相手を思った上での行動だったとして、高校生がその意を汲んでくれれば良いが、それが出来る子ならそもそも「拳銃型のライターを公共の場で取り出す」なんてことはしないだろうから、結局負の効果だけが残ってしまったのではないだろうか。

そしてもう一つ、この警官に賛同する声が多数寄せられたようだが、どうにも「『古きよき時代の父親』のような人が現れるのを『待っていた』姿勢」が見えてしまいあまりいい気持ちがしない。

他力本願な世情に私は未来を感じない。
石原慎太郎が都知事でいられる理由とダブってしまう。

せっかくの美談をぶち壊しにしてしまうようだが、こんな視点もあると言うことで。

え、そういうお前はこんなときどうするんだって?
絶対に近づきません。DQNはスルーが一番。
ただ他者に危害を加えていたときは、駅員に報せるでしょう。
「美談おやじ」にならなくったって、ことは解決できるのだから。

 #当初の報道は事実関係について誤解を招く記述だったようだ。
 #記者の心の中で「これは美談だ」と思っていたものが、皆に伝わってしまったのだろう。
 #このエントリー自体は初期報道の段階で書いたが、報道に踊らされた自分を戒める意味で、あえてそのままで掲載する。


コメント (1)

コメント

 傍若無人な振る舞いを注意すべく高校生を殴った警察官を巡る報道記事、考えさせられることが多々ありますね。確かに、件の高校生がどうしようもない香具師であるのならば、注意の一つもしてやりたい気持ちはよく判ります。しかし、だからといって実際に暴力を振るうのは、警察官として(もちろんそれ以外の市民においても)あるまじき行為でしょう。まして、酔った勢いで暴力を振るったというのは言語道断です。

>石原慎太郎が都知事でいられる理由とダブってしまう。

 うまくは言えませんが、おそらく、こんなことではないかと。その高い実行力でもって旧弊依然とした制度を壊し、都政を自分たちにとっていい方向に変えてくれそうな、漠然とした期待感を石原氏に抱いてしまうのでしょうかね、多くの都民が。自ら動いて世の中をどうにかしようという気概に乏しい(これは都民に限らないが)小市民にとって、どことなく居心地のいい雰囲気なのでしょう、石原氏は。この報道が当初美談でもって取り上げられたのも、そんな状況を反映している証左なのかもしれません。
 
>DQNはスルーが一番。
>ただ他者に危害を加えていたときは、駅員に報せるでしょう。

 いち市民として当然の対応ですね。私も然りです。一連の報道で見られるような行動を取る必然性はまったくないといえます。高いリスクを犯す割には、さしたる効果がありませんし。
 では。

投稿者 tsmania : 2007年9月11日 09:57

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