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2007年6月25日

リスクテーブル

国連大学副学長の安井至氏のサイト「市民のための環境学ガイド」で「リスクテーブル」なるものが紹介されている。
http://www.yasuienv.net/RiskTableWhy.htm

時間のある方は、こちらのページも読んで欲しい。
http://www.yasuienv.net/RiskSortedbyDeath.htm
http://www.yasuienv.net/RisksUnexpected.htm
http://www.yasuienv.net/Risk3wNuclear.htm

そして、このエクセルファイルに「増幅係数」を掛けてご自身の「直感リスク」を算出して欲しい。
http://www.yasuienv.net/RiskPersonalized.xls

「増幅係数」に何を入れていいのか分からない人もいるかもしれないが、まずは「自分がそのリスクがどのくらい怖いか」を5段階なり10段階に分けて入れて見ると良いと思う。もちろん、とっても怖いリスクに100なり1000を入れても良い。

これは私のリスクテーブルである。
risktable.jpg

私は自分自身の「増幅係数」に以下の物差しを適用した。
 リスクが私のおかれる環境下で関与する可能性がほとんどないもの 0.1
 リスクに対し積極的な回避を行っているもの 0.5
 リスクに対し特に意識だった回避を行っていないもの 1
 リスクに対し日常生活に必要などの理由で回避を行っていないもの 2
 リスクに対し積極的に受容し、回避を行っていないもの 10

出来上がった表は、なかなか興味深いものである。
あなたのリスクテーブルはどのような順位になっただろうか。
気にしていたリスクよりさらに上にある、意外なリスクはなかっただろうか。

ただひとつだけ気をつけなければいけないのは、この「10万人あたりの死者数」は過去の統計や論文・書籍、経験則などから安井氏が設定したものであって、この数値が自らのリスクを必ずしも反映したものではないということだ。
この図表から学ぶべきは、適切な資料を収集し、そこに自らの価値判断を加え、「相対的に」リスクの重大度について認識をするということである。

自らの価値判断、これがリスクテーブルにおける重要な部分なのだが、私たちはいつのまにかこの部分をメディアの価値基準に支配され、リスクに対する十分な検討を放棄してしまっている。JAL、タミフル、不二家・・・昨今の報道に対する私たちの振舞いようを見ていると、これから先私たちが遭遇するであろう未知のリスクに対して、適切な判断が出来るのかどうかはなはだ怪しいものだ。


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