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2006年11月20日
雨音に消ゆ

2006.11.18 西鉄宮地岳線 津屋崎
α-7DIGITAL 24-135mmF3.5-5.6
宮地岳線の夜。
ほんのわずかな乗客の足音が雨の中に消えたあとは、静かな、静かな時間が駅に訪れる。
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DCTさんと宮地岳線に乗車した。
香椎駅付近では高架化が進み2両編成の電車には不釣合いな駅設備に変わっている一方で、末端区間の新宮-津屋崎は来春の廃止が決まってしまった。
確かに、三苫あたりから目に見えて乗客が少なくなり、終点の津屋崎には私たちを含めて4名、折り返しの列車は私たち2人だけ、という状況は、21時台の列車だったという状況を差し引いても寂しい現実である。
しかしながら、沿線人口が僅少というわけではない、むしろ住宅地を沿うようにして走るこの電車が、十分な機能を発揮できないまま廃止を迎えてしまうことは、私としては今ひとつすっきりしない思いを抱いている。
宮地岳線の福岡市内側のターミナル、貝塚から先は福岡市営地下鉄箱崎線が運行されている。
箱崎線は大型の6両編成の電車が運行されており、宮地岳線との輸送力の違いから相互の乗り入れはなされなかった。
一見供給過多に見える箱崎線。
もし、箱崎線が宮地岳線クラスの中量輸送機関として設計されていたら。
ifを問えばきりのないことだとは分かってはいるのだが。
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福岡市長選が行われ、大型開発を推進した現職が落選した。
福岡市民は将来の福岡市の姿に対してひとつの選択をした。これから新しい街づくりのあり方について、模索が始まることだろう。
作ることは簡単だが、活かすことは難しい。
宮地岳線は、今の福岡を示す現実のひとつである。
この都会のローカル線から、私たちは何を学はなければならないだろうか。