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2006年11月 8日
Leftyとマウスとユニバーサルデザインと

今更ではあるが、@Leftyの「Lefty」は私が左利きであることに由来している。
まあ、左利きであることのメリットデメリットはいろいろとあるが、個人的には自分のアイデンティティの一つであり、人との話題のきっかけになったりするので、まんざらではないと思っている。
そんな私の左利き生活を知る方が、よく尋ねてくるのが、「さいくんさんは左利きなのにマウスを右で使うんですね?」というものだ。
「マウスには左利きモードというのがありますよね?なぜそれを使わないのですか?」
たしかにそうなのだが、これにはちゃんとした理由がある。
他の人のパソコンがさわりにくくなるのだ。
多くの人が右手でマウスを扱う現状、公共、職場、プライベート含めマウスは右側に置いてあることが多い。
普段から左でマウスを操作すると、場面に応じて頭の中で「変換作業」が必要になってしまう。
もちろん、その変換作業は限りなくわずかだし、そのことによる作業の遅延というのはほとんど無いのだが、限りのある脳内リソース、有効に使えるのであれば多数派のパターンに体を合わせてしまったほうが楽だと私は考えるのである。
私はマウスに限らず、限りなく作業性が落ちてしまうようなもの-筆記や球技-など以外は、大半右手でこなしてしまう。食事の時のフォークとナイフの位置、鋏を持つ手、自動改札機に投入するときの切符の持ち手・・・
最近は、物のほうが使う人間に合わせてくれる(某業界的には「UD」ですな)ようになってきていて、左利き向けの商品も増え、大変便利な世の中にはなった。しかしその一方で、物が人や用途に合わせ分化するあまり、汎用的なものの有用性が失われないだろうか、とふと心配になったりもするのである。
左利きは不便かもしれない。でも左利きだからこそ物と戯れられる楽しさもある。
左利きが困らない世の中より、左利きが左利きでいられる世の中であって欲しいと思う。