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2006年10月20日

時間は夢を裏切らない?

松本零士氏が槇原敬之氏の書いた詩に対して「盗作」ではないかと訴えている。

 夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない(槇原敬之「約束の場所」より引用)

松本零士氏によると、この詞は氏の「銀河鉄道999」で登場した台詞と酷似し、また作品のメインモチーフなのだそうだ。

盗作なのか否か、それは私にはよく分からない。ただひとつの物事を突き詰めて行けば、往々にして相似のものになりはしないだろうかとも考える。

松本零士氏は、以前にも「宇宙戦艦ヤマト」の著作者人格権でトラブルが起きたことがある。
才能あるゆえ、自らのたくさんのアイディアを守るというのは大変であろうと思うが、あまりトラブルが多いと多くの人の「夢」を壊してしまわないだろうか、と心配になる。

そしてそもそも、だ。
時間が夢を裏切ることなんて、ごくごく当たり前のようにあるのだが。

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蛇足と分かりつつ。

松本零士氏にせよ、槇原敬之氏にしろ「夢を叶えた側」だからこそ、この台詞は言えるような気がする。

時間は足を止めない。私たちを待ってくれるほど優しくもない。
夢の実現は、時間と自分との戦いである。

槇原敬之氏の詞は、こう続いている。
「途中でもし死んでしまっても、夢と真剣に向き合えば
きっと同じ夢を描く 誰かが受け継いでくれる」

本当にそれでいいのであろうか。
それは他人の夢であって、自分の夢ではない。

自己という制約のなかで果たそうとすることこそが、夢を夢たらしめるエネルギーだ。
他人がかなえてくれるようなものが、果たして夢と呼べるのだろうか。

槇原敬之氏の詞は、かつては倒れそうなくらいに背伸びをし、繊細な心を映すものだった。
若さゆえ迷いながらも、分からないながらも一生懸命生きている姿が美しかった。

しかし、彼は背伸びをすることをやめた。
もちろん、理由ははっきりしているし、彼の苦しみとそこから得たものが今に反映されているのも分かる。

でも、とても寂しい思いがする。
いつか叶うよと遠くで言われるより、叶うか叶わぬか分からない夢を一緒に走っていてほしかった。


コメント (3)

コメント

>tsmaniaさん
このような場合の立証は、科学的手法をとるならば「問題がある」と主張する側に責がありますので、松本氏は自らのアイディアを守るために積極的に動き、議論を重ねることが必要なのですが、どうもこの手の権利がらみの話は双方が双方でヒートアップしてしまい、落としどころを失いがちなのが残念です。
今回も松本氏が「向こうが謝らないと私は知らんよ」という態度なので、双方譲らぬまま後味の悪い結果となりそうですね。ホント冷静さを求めたいものですが・・・

投稿者 さいくん : 2006年10月26日 01:23

すいません。先の書込みに誤りありました。

誤:製作者に悪意があるかどうかです
正:製作者が悪意であるかどうかです

誤:悪意を有している
正:悪意である

投稿者 tsmania : 2006年10月21日 08:28

 槇原敬之氏新曲の歌詞が松本零士氏の999の何かと酷似している(=999から盗作した)との問題、昨日(20日)付け全国紙朝刊の週刊誌広告見出しにありましたね。はて何のことかと思ってクグろうかと思っていたら、さいくんさんが全て明らかにしてくれました。感謝感謝。
 で、問題となっている歌詞の部分ですが…。この歌詞のどこが999の盗作なのか、さっぱり判りませんね。こんな台詞ありましたかね? 幼い頃、999のアニメはたまに見ていましたが、それほど熱中して見ていたわけではありませんし、何がなにやら…であります。
 それはさておき、さいくんさんが仰るとおり、故意に既存の作品を真似たものでなくとも、偶然に既存の作品と似たような作品が出来てしまうことは多々あります。これは、致し方ないでしょう。問題は、製作者に悪意があるかどうかです。具体的には、自らの作品が既存の作品の模倣であることを判っていながら、さも自らの作品であると公表したか否かでありましょう。もしも槇原氏が悪意を有している(ことを客観的に証明できる何かが公表される)のであれば、松本氏が主張するとおり盗作と断定できましょう。しかしそうでないとするならば、盗作と断定することは難しいですね。この場合、槇原氏は善意、つまり問題になっている件の部分が999の模倣であるとは知らなかったということになりますから。違法性はかなり弱まるといえます(しかし、ゼロにはならない)。
 今後、この問題がどのような展開を見せるか判りません。要注目といえます。

>あまりトラブルが多いと多くの人の「夢」を壊してしまわないだろうか、と心配になる。

 夢云々というより、松本氏のイメージが悪くなるような気がしますね。他の作品がちょっと自分の作品に似ているというだけで”盗作”と噛み付くイヤミなオッサンという、悪しきイメージを与えてしまいます。もちろん、明らかに悪気のある盗作に対して抗議することは作家として必要なことだろうとは思いますが…。もうちょっと冷静になってほしいものです<松本氏
 では。

投稿者 tsmania : 2006年10月21日 08:19

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