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2006年8月14日
空を憶いつづけること 空を伝えつづけること

2006.8.13 福岡市博多区
au W21CA
飛行機が離着陸する合間の月隈緑地は、静かで憶いを馳せるには良い空間だ。
残念なことに、この1年も空の安全はメディアの「ネタ」として消費されつづけた。さすがにこのところは飽きてきたようだが、金と力を背景に情報を貪るメディアに空の未来を作る力はない。空を職場にする人、空を利用する人、空を愛する者がそれぞれの立場で言葉を発し、本当の安全とは何かを理解し、伝えはじめなければならないと思う。
そしてもう一つ、「テロ」という名の脅威が空を覆っている。
メディアと政治家は恐怖を煽り、テロリストにその責を全て負わせているが、そのようなものたちを招き入れるようになってしまったこの10年の歩みを、世界の一員として私は恥じ、反省しなければならないと思う。
事故のリスクは不可避のものとして受け入れなければならない部分があるが、テロのリスクは回避可能なものである。もちろん、権力同士の思想的軋轢と経済的利権とが生み出したこの状況は、個人で簡単にどうにかなるというものではない。しかしそれでも私たちは生活・経済・政治あらゆる面でこの問題について取り組み、リスクを回避するために考え続けることが必要だ。
これからの時代、空を、世界を変えてくれるのは政治でもなく、メディアでもない。
ほかでもない私たちだと、私はこの地から永遠の空を往く人に憶いを伝え、その場を立ち去った。