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2005年9月 2日

墜落の夏

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吉岡忍,新潮社文庫,514円(税別)

私は、先端のテクノロジーとコスト意識とが、相互に浸透しあって形成したこの壮大なシステムという考え方の魅力を思った。どんな微細な部分にも、ひとつの秩序の中に占めるべき位置があり、発揮すべき機能がある。故障や磨耗は、発生しないことがむしろ異常であり、一定の期間と頻度で起きることのほうが正常なのだ。

文庫本なのだが、なかなか読み通す時間が無く、読破まで1ヶ月かかってしまった。

航空機事故を考えてみたいという人は、ぜひ一読をお勧めする。
事故を真正面に捉え、声高になることなく深く思索している「ジャーナリズム」を感じる本だ。

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今日の西日本新聞社説で、日航機事故の件が取り上げられていた。
内容は「日本航空とその系列の航空機によるトラブルが相次いでいる。」と、まだそんなこと言っているのか」のレベルである。

航空機事故を取り上げる記者諸氏にもぜひ読んでいただきたい。
もっとも、社説のレベルを考えると、この本を読んだところで「JALけしからん」くらいの感想しか出て来ないかもしれないが。


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