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2005年8月10日
イレギュラー≠トラブル
毎日新聞「<空のトラブル>日航グループが55% 本紙の調べで判明」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050810-00000017-mai-soci
この記事は、このデータを利用したものであると思われる。
ちなみに、「本紙」が調べなくても、誰でも調べられる統計だ。
国土交通省「航空安全に関する統計、報告等」
http://www.mlit.go.jp/koku/04_outline/02_anzen/04_toukei/index.html
毎日新聞は「イレギュラー運航」をトラブルと捉えているが、これは国土交通省のサイトによれば
運航の安全に直ちに影響を及ぼすような異常事態ではなく、例えば、多重化されたシステムの一部のみの不具合が発生した場合に乗員がマニュアルに従い措置したうえで、万全を期して引き返しなどを行った結果、目的地などの予定が変更されたものなどを指します。
とあるとおり、必ずしも運航に影響がないような事象であっても、念のために運航を中止したり引き返したりした事例も含まれている。毎日は、この件数が多いと言うのを「トラブルが多発している」と捉えているが、これは「飛行に対して慎重になっている結果、件数が増加している」とも捉えられるのだ。一方で、不具合が発生しても、優先着陸を要求せず、そのまま目的地空港に着陸した場合は、この統計には数字が上がらない。このことに注目して欲しい。
統計をどのように取り上げようと、新聞社の自由だが、統計の意図はきちんと把握して欲しいものだ。
「またトラブル」と取り上げられ注目されているJAL。私は今回の報道から事象に対し安全側に動いている乗務員の姿が見えるのだが、そんな私は、JALを擁護しすぎているのだろうか。