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2005年8月 1日
JAL「業績不振」ANA「好調」明暗分かれる真の原因は
JALが「業績不振」だという。
4半期決算を受けての報道だが、その理由を各メディアを見ると
日刊工業新聞「大手航空2社の4―6月業績、国内線の収入で明暗」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000030-nkn-ind
時事「JALの4―6月期、320億円の営業赤字=トラブルなどで下ぶれ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000205-jij-bus_all
毎日「JAL営業赤字拡大、ANA増益 4~6月期」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050729-00000075-mai-bus_all
朝日「トラブル続きのJAL、個人客減る 第1四半期決算」
http://www.asahi.com/business/update/0729/127.html
日経「JALの4―6月期、原油高で営業赤字320億円」
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT1D2906T%2029072005&g=S1&d=20050729
とある。
しかし、ここで疑問に思うのはいわゆる「トラブル」はJALだけでなくANAにもあるということだ。
両社が発表している運航情報を見ても、トラブルが発生しているのはJALだけではない。
JAL運航情報
http://www.jal.com/ja/operate/
ANA運航情報
http://www.ana.co.jp/flt_data/index.html
では、業績不振の理由は何なのか。両社の決算概況を見てみよう。
JAL
http://www.jal.com/ja/press/0000206/206.html
ANA
http://www.ana.co.jp/ana-info/index.html
思ったほど、JALから旅客離れがおきているとは見えない数字だ。報道をよく読むと、「想定より少なかった」というだけで、大幅な客離れが発生しているという数値上の発表はなされていないようだ。一方のANAの乗客増は、羽田第2ターミナルと、ANAが力を入れている中部国際空港の影響の方が大きいように思われる。新空港開港などによるパイの増加分、ANAが持っていったというところだろうか。
実際の今回の4半期決算の結果の要因は、日経が報道しているように両社の原油対策の差異によることが大きいと思われる。個人旅客の減少はJALも認めているが、「トラブル=旅客流出=赤字」ではない。にも関わらずことさらトラブルと赤字を対比しているマスメディアがある。非常に残念なことだ。
両社で一番明暗が分かれたのは、業績ではなく、マスメディアの視線とそれに追随する世論なのかもしれない。